AppleのアナリストであるMing-Chi Kuoは、AppleがこれまでのIntel製プロセッサから別の独自プロセッサを搭載された次世代Macの発表されると予想しているようです。
2021年にARMプロセッサ搭載のMacが発表される?
Kuo氏によると、Appleが今年末に2020年第4四半期(10月~12月)から2021年第1四半期(1月~3月)にARM製プロセッサを搭載したMacがリリースされることを示しています。これがMacBookシリーズの何に搭載されるかは現時点では不明で、また具体的な技術詳細も明らかになってはいません。
ほとんどの人は、AppleがMacBookシリーズのいずれかのモデルでIntelからARM Macへの移行を開始すると想定しているとのこと。
現在発売されているMacBookには、最新のiPad Proに沿ったパフォーマンスプロファイルを備えており、Appleはこれに匹敵する強力なARMチップを搭載したほうがマシン性能の点でも優れていることを示しているとのこと。
また、Appleが今後発売されると見られる新しいiPad Proを導入したとき、それはこれまでのノート型Macよりも93%も高速であると主張しているとのこと。
今後、Appleは最終的にMacのすべてのプロセッサを独自の設計のARMプロセッサに置き換えていく向きとも見ることができますが、ハイエンドモデル含めたシリーズ全体を一気にARM Macとして移行することは無いものと見られており、エントリーレベル(MacBook Air)から順次置き換えていくのが最も理にかなっていると思われます。
このARMベースのMacBookは、現在のIntel製プロセッサのMacBook AirおよびMacBook Proのラインを上回るパフォーマンス、さらに長時間バッテリー寿命、低い熱放散(ファンの静音化)を実現できるとのこと。
ARMの移行には当然、開発者がARMアーキテクチャ用にMacアプリを再構成することも含まれるため、多くの人がAppleが最初のARMハードウェアの発表に先立ち、切り替えの発表を期待し、そのタイミングとしてはWWDC(開発者会議)が適切と見られます。
しかし、世界的なコロナウイルスの大発生による影響で、WWDCが今年は予定通りに開催されない可能性も強く示唆しており、Appleもまだ代替案を発表しておらず、依然として今年のAppleのWWDCに関するAppleの計画は不明のままとなっています。
Kuo氏は2021年にAppleのMacBookラインナップの大幅な変革を予想していますが、新型MacBookのデザインについても現時点でどのようなものなのかは明らかにされてはいません。