iPhone 9またはiPhone SE 2はすでに生産検証の最終段階に達しているようですが、Digitimesのレポートによると、Appleの次の電話モデルの発売がもう少し先になるかもしれないことが報告されています。
コロナウイルスの影響で部品の調達に問題発生か

コロナウイルスによる製造メーカー間で部品調達および発注に支障をきたしているためか、正式リリースがまだ数週間先とはいえ発売延期の可能性が考えられます。さらに、Digitimesは、iPhone SE 2のPCB(プリント基板)発注が第1四半期から第2四半期に遅れたことも報告しており、これも発売スケジュールに遅れが生じる原因にもなっているようです。
Apple製品についてのリークの正確性に定評のある台湾Digitimesによると、台湾のプリント基板メーカーは、iPhone SE 2の部品の出荷が「延期された」と通知されたとしており、さらに依然として生産体制は不十分と伝えていることから発売延期となる可能性は濃厚かもしれません。
これらの部品は元々、第1四半期、つまり3月に計上されることが予定されていたようですが、Appleはこれらの注文は今第2四半期までに納品される必要があると伝えたとされており、現時点での納期に遅延が発生しているとなると、明らかにコロナウイルスによる影響であると考えて良さそうです。
この件について、どうやら生産の初期段階におけるボトルネックが原因となっており、そうなってくるとAppleは予定を後ろ倒しにせざるを得ず、当初のiPhone SE 2(仮)の発売は3月に予定されていた発売日がどんどんズレ込んでいくことが予想されそうです。
iPhone SE2(iPhone 9)の価格は約399ドル(42,000円)からで、iPhone 8をベースに開発されたiPhoneシリーズの廉価モデルで、iPhone8がベースであることからホームボタンを搭載し、プロセッサも最新のiPhone Proシリーズと同様のA13チップが搭載され、性能もそれと同様のものになると予想されています。このデバイスにはiPhone 8同様、カメラは1つのみの搭載になると予想されていますが、そのカメラの性能もiPhone 11シリーズのワイドレンズのものと同等の性能になるのかどうかは現在のところまだ不明です。
ちなみに先代モデルとなるiPhone SEは2016年3月21日に春のAppleイベントで発表され、3月31日に発売されています。