ブルームバーグは本日、 AppleがiOS 13、watchOS 6、およびmacOS 10.15について長いレポートを投稿した。
Appleは6月4日のWWDCでこれらの新しいオペレーティングシステムを正式に発表する。
◇ iOS 13がヘルスケアとリマインダーを刷新 watchOS 6は電卓、ボイスメモ、Books、App Storeの各アプリを追加
ブルームバーグからの新しい情報には、デザインを一新したリマインダーの詳細、iMessageとApple Booksの最新情報、マップのよく使う場所のオプション、またApple Watchには、電卓、(オーディオ)ブック、ボイスメモの新しいアプリが追加され、ユーザーがWatchから直接アプリをダウンロードできるように、デバイス上にApp Storeが追加されるとのこと。
ブルームバーグによると、iOS 13の場合、Appleは再びパフォーマンスとスピードの向上に焦点を当てるという。また、アニメーションの調整とウィジェット画面の「きれいな外観」もある。
待望のiOS 13ダークモードは「白黒」の外観で、コントロールセンターから切り替えることができるようだ。
ヘルスケアに関しては、健康に関する毎日の通知を表示する新しいスクリーンを追加すると伝えられている。さらに音楽をどのくらいの音量で再生しているかなどの新しい測定基準を追跡し、月経周期など、ユーザーのためにより包括的なサポートを追加する。
iOS 13とmacOS 10.15には新しいリマインダーアプリがついている。ブルームバーグは、本日予定のタスク、予定されているタスク、フラグが立てられているタスクなど、セクションを含むグリッドレイアウトを特徴とする見直しについて詳述している。
Screen Timeは、親が個々の連絡先に基づいて制限を設定する機能など、新しい機能が追加される。
たとえばScreen Timeは、メッセージアプリを全体的にきめ細かくプログラムすることで、決められた時間内にのみメッセージを送信できるといった、予約送信も設定できるようになる。
またiMessageの場合、iOS 13で顧客がアカウントのプロフィール写真を設定できるようになる。UIの特定のセクションで利用可能なアニ文字などのステッカーもあるという。
マップアプリは頻繁なロケーション機能を追加し、メールアプリは特定の連絡先からの受信Eメールをブロックする機能が追加されるようである。
ブルームバーグはまた、Appleはロック画面を暗くし、着信拒否を有効にして通知をミュートする新しいスリープモードも追加するとも述べている。時計アプリのベッドタイムのアラームとの統合があり、どういうわけか睡眠追跡機能を備えた新しいApple Watch と連携することができるという。
さらにホームアプリが防犯カメラとのより良い統合を得て、過去の記録を確認できる機能を追加するとも述べている。
Appleはまた、共有シートを再設計し、誰に共有するかについて個人的なおすすめを設定し、システム標準のスワイプキーボードをテストし、Safariブラウザにはダウンロードマネージャー機能も追加するかもしれない。
iPadは、マルチタスク再設計、ホーム画面の微調整、同じアプリの複数のバージョン間の切り替えなど、独自のアップデートが行われるるとも言われている。
アクセシビリティの観点から、Appleは設定アプリのアクセシビリティメニューを設定メニューのより目立つ場所に移動させるという。補聴器の健康機能など、Appleのプラットフォーム間で補聴器のサポートを行う協調的な取り組みもあるようだ。
◇ watchOS 6は電卓、ボイスメモ、Books、App Storeの各アプリを追加
Apple WatchについてはwatchOS 6の大幅なアップグレードを受けている。アプリをより見つけやすくし、ペアリングされているiPhoneからさらに独立させるためにApp StoreアプリがWatchに追加されるという。
Appleは、ボイスメモ、Apple Books、電卓、健康管理用のアプリ「Dose」および「Cycles」など、医療的そして女性のための月経周期を確認するための新しいアプリも数多く提供する予定だという。
ブルームバーグによると、何種類かの複雑な文様の文字盤も新たに追加されるとのこと。
ブルームバーグのレポートは、macOSにはあまり焦点を当てていませんが、2019年アップデートの主なテーマは、Macの「Marzipan」イニシアチブのUIKitであることを繰り返し述べており、この記事では、プロジェクトは3年間の展開で行われるとのいうAppleの内部計画を報告した。
また、Macでも新しいiPhoneの検索/友達の検索アプリを統合し、Apple Musicアプリは「標準のMacプログラムとして開発」され、クロスプラットフォームのMarzipanフレームワークでは作成できないという。
最後に、HomePodは、何らかの形のマルチユーザーサポートにも好評を博している。この機能は、HomePodが話されている異なる声を区別し、各ユーザに異なる機能を提供することが可能になるという。今のところ、HomePodはどんな音声にも同様に反応し、マルチユーザーモードを使用すると、家族向けの共有環境でデバイスがより便利になるだろう。
すでにマルチユーザー機能を提供しているGoogle HomeおよびAmazon Echoデバイスとの競合が激しくなることが予想される。